メーカー別・メディカルウェアの特徴
国内外のメーカーにより、さまざまな機能や特性を持ったり、ファッショナブルなデザインを凝らしたりしたメディカルウェアがリリースしています。
ここでは、そうしたものをメーカーごとに紹介していきます。
ルコックスポルティフ
古い歴史を持つフランスのスポーツ用品メーカーだけあって、運動性を高めるウェアづくりのノウハウを活用したウェアデザインを行っています。
Motion3Dと名付けられたパターン設計にもとづき、介護の現場に多い「前かがみで人を支える、抱える」動作における、スムーズな腕の上げ下ろし、
かがむ動作のさまたげにならない袖や裾のカッティングがほどこされています。
ストレッチ性のみならず、防汚加工、吸汗速乾性、帯電防止、防透性、制菌性もそなえる多機能性も特徴です。
フォーク
動きやすさを重視した製品が中心です。
身頃と袖をつなぐ肩の部分に伸縮性のよい素材を用い、腕の動きを自由にするアームホールリブ、腕を上げた際の袖口の開きすぎを抑える袖下ゴム、
ウエストサイズの調整が簡単にできるアジャスターベルト、下着のラインがひびかず、透けないようにするヒップまわりのメッシュ裏地、
人間工学にもとづいたエルゴカットなど、数々の工夫が凝らされています。
シャロレー
介護ウェアが充実しています。吸汗速乾、消臭、制菌、防縮、工業洗濯(リネン)対応など多機能なウェアを用意しています。
着やすく動きやすい、ゆったりしたフォルムのデザインが中心です。
ディッキーズ
アメリカの代表的なスクラブメーカーです。
アメリカ生まれの医療用スクラブですが、ディッキーズはフォークと連携して日本人の体型にフィットするものを新たに開発しています。
タフな使用や繰り返される洗濯に耐える高い耐久性があります。
また、吸汗速乾性があり、動きやすいストレッチ性のある素材を採用。PHSを収納するためのポケットも装備しています。
チェロキー
アメリカでシェアナンバー1のスクラブメーカーです。全世界でも毎年1000万枚以上を売り上げています。
日本でのスクラブ普及についても、チェロキーがもっとも大きな影響を及ぼしたと言えるでしょう。
アメリカから直輸入されている製品も日本に出回っていますが、フォークがライセンス生産する日本人向けモデルもあります。
直輸入モデルは工業洗濯(リネン)に対応していませんが、フォークによるライセンス生産モデルは工業洗濯に対応しています。
スクラブを選ぶメリット
以前は、看護師のユニフォーム姿と言えば、白のワンピースにナースキャップが主流でした。
しかし、近年はパンツスタイルや色鮮やかなナース服に身を包み、仕事に励む看護師が増えてきました。
多種多様なナースウェアの中でも、スクラブは日本の医療や介護の現場で広がりつつあります。
スクラブとは
「スクラブ」という呼び名は「ゴシゴシ洗う」という意味を持つ英語の動詞“scrub”から来ています。
ポリエステルや綿などの素材からつくられた、半袖、Vネックのものが主流です。
あまり身体にぴったりしておらず、動きやすさを確保するために適度のゆとりを持たせたデザインになっています。
そのため着たり脱いだりがしやすく、機能性やデザインにすぐれています。
そのため、1990年代頃から日本の医療機関でも急速に普及しています。
スクラブのメリット
上に書いたように、着たり脱いだりが楽なので、頻繁に着替える必要があるような現場には最適です。低コストである点もポイントです。
吸汗速乾性にもすぐれており、長時間の作業でも快適にすすめられます。
小児科にも
カラーバリエーションが豊富なのもスクラブのメリットです。
色ばかりでなく、柄をプリントすることについても、ほかのタイプのメディカルウェアより自然に行えます。
小児科の子どもたちのために、キャラクターや動物の柄をあしらったスクラブを取り入れる病院やクリニックも多くなっています。
白いドクター服やナース服だと、ときには子どもたちにとって威圧感を感じさせることもあり、
緊張させてしまったり、泣かせてしまったりすることもあります。
かわいいスクラブなら、子どもたちがリラックスしやすい雰囲気にできます。
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